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『ツレがうつになりまして』の映画版がなぜつまらなかったか


 先日、Gyaoで無料で視聴できると紹介した『ツレがうつになりまして』の映画版ですが、私としてはあまり面白味を感じられませんでした。
 それで、なぜ退屈だったかについて、不遜にも考えてしまいました。

 以下、ネタバレないようにその理由について書いてみようと思います。


 ツレがうつになりまして。


 漫画版は、うつになった「ツレ」をつぶさに観察し、それを絵と文字で表現した作品であって、言わば「ツレ」が主人公として描かれていたわけです。

 でも映画版の主人公は「ハルさん」、「ツレ」の妻なんですよね、よく見ると。
 つまり、うつになった「ツレ」とともに生活し、その「ツレ」を主人公に据えた漫画を描くようになった細川貂々さんをモデルにした「ハルさん」が主人公なのだということです。
 ちょっとややこしくてすみません。

 でも、この差が肝心要の肝なのではないでしょうか。


 細川さんは本当に「ツレ」のことをよく見て考えていらっしゃって、うつの人の気持ちを分かった上で、うつの人の目線に立って漫画を描こうとしていらっしゃいます。
 そして実際その試みは、自身がうつではないにもかかわらず、かなりの度合いで成功していると言えるでしょう。

 一方、映画に出てくる「ハルさん」は、うつの人の気持ちを分かっているわけではありません。
 寄り添おうという気持ちは確かにあるのですが、どこか理解できずに、布団に丸まって亀のようになっている「ツレ」を途方に暮れたような表情で見つめています。

 「ハルさん」が主人公として映されている映画の場において、亀になった「ツレ」は奇異なものとして扱われているようにどうしても見えてしまうのです。


 また、ツレうつの面白さというのは「ツレ」がうつになったという点に大きくあると思うのですが、病気の夫を持った漫画家兼主婦「ハルさん」が主人公なので、うつから来る面白さは薄まってしまわざるを得ないでしょう。


 そんなこんなで、映画版はうつ映画なのにうつ映画としては物足りない具合になり、退屈になってしまったのではないでしょうか。


 まああくまでも私の個人的な感想ですから……。

 ではでは、このへんで。
 
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2015年03月11日 | Comments(0) | Trackback(0) | レビュー
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