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沢木耕太郎『一瞬の夏』


 先日、沢木耕太郎の『一瞬の夏』を読んでいるとブログで書きましたが、読了しました。
 (先日の記事:最近は本が読めるようになってきた http://kaifukutochu.blog.fc2.com/blog-entry-11.html

 面白かったです。


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 以前ブログに書いた時は上巻の途中で、一度引退したボクサー内藤が四年ぶりの再起戦に向けて奮闘しているところでした。
 その時は、その再起戦がクライマックスになると思って読んでいました。

 でも、違いました。

 再起戦は上巻で終わり、下巻ではその後がぎっしりと濃密に描かれています。

 ネタバレは控えたいので詳しくは書きませんが、メインイベントだと思っていたものが布石にすぎず、また余興だと思っていたものが鋭く本質を突いていたりと、非常にいい意味で予想を裏切ってくれた作品でした。
 沢木耕太郎の力量を痛感させられました。


 特にラスト。
 最後の最後のたった数ページで、今までの価値観をひっくり返すようなシーンが描かれているのはたまりませんでした。

 仕事に人生を賭けている人、賭けられなかった人、賭けあぐねて迷っている人……
 いろんな人にとってこの本は指針となってくれると思います。


 人生にとって本当に大切なものは何か。

 プライド?
 お金?
 名誉?
 やりがい?
 家族?

 そんなことを考えさせてくれる一冊です。


 最後に、この本の名台詞をひとつ。

 ボクサー内藤のトレーナーであるエディの台詞で、内藤が風邪で思うようにトレーニングできずに苦しんでいた時にかけた言葉です。

 「神様とはネバーファイト」

 神様、つまり風邪のようなどうしようもない自然現象とやみくもに闘ってはいけない。
 でも裏を返せば、神様以外、例えば相手のボクサーや自分自身なんかとはファイトフォーエバーなんですよね。

 病気のような不可抗力はうまく受け流す。
 だから戦えるところでは存分に戦う。

 病気の今の私にとっても大切なことなのではないかと思いました。


※このブログではAmazonの商品リンクを貼ることがありますが、アフィリエイトではありません。
 リンクから買っていただけても私には金銭的には一文たりとも得にもなりません笑

 なので、良かったものは良い、悪かったものは悪い、と率直に私の感想を書いていこうと思っています。

 なお、画像付きのリンクはFC2ブログのAmazonリンク機能で貼っています。
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2015年03月14日 | Comments(0) | Trackback(0) | レビュー
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